MENU

RENAL REPLACEMENT THERAPY

腎不全治療をお考えの方へ

治療も、“くらし”も、
あなただけの選択を。

腎不全治療は、人生の選択でもあります。
私たちは、“くらし”を支える治療法の
選び方をご提案します。
生活や仕事、家族との時間を大切にしながら、
あなた自身に合った治療を
一緒に考えていきましょう。

各治療法の紹介

施設血液透析(HD)

施設血液透析(HD)

週3回、透析施設で行う基本的な治療法です。医療スタッフが常駐し、管理体制が整っているため安心して受けられます。

治療オプション
  • オーバーナイト透析:夜間の透析により、日中の自由時間を確保できます
  • 向いている方:治療への安心感や安全性を重視する方、サポートが必要な方

在宅血液透析(HHD)

在宅血液透析(HHD)

ご自宅でご自身やご家族と行う治療法です。時間帯や頻度を柔軟に調整でき、日常生活との両立がしやすくなります。

  • 日中、夜間などスケジュールを自分で組める
  • 医療スタッフによる導入トレーニングあり
  • 向いている方:自由な生活を望む方、自己管理ができる方

腹膜透析(PD)

腹膜透析(PD)

お腹の中に透析液を入れて体内で老廃物を排出する治療法です。コンパクトな装置を使い自宅で簡便に行うことができ、通院は月に1回程度と少なめです。

  • 夜間の自動透析(APD)や手動式(CAPD)などの方法あり
  • 向いている方:仕事や子育てをしながら治療をしたい方、通院が難しい方

腎移植(生体腎・献腎)

腎移植(生体腎・献腎)

他者から提供された腎臓を移植し、腎機能を回復させる治療法です。透析と比べ、より自由な生活が可能になる場合があります。

  • ドナーの提供や待機が必要
  • 当院では対応しておりませんが、移植が必要な場合は専門機関をご紹介します
  • 向いている方:長期的な透析からの離脱や、根治的な回復を望む方、若年層の方

治療法選択フローチャート

いくつかの質問にお答えいただくと、あなたに合った治療方法のヒントがわかります。

通院せず、自宅で治療したいとお考えですか?
生活に合わせて、自分のペースで治療を進めたいですか?
積極的に透析機器を扱いながら、透析量を増やしたいですか?
夜間の時間を活用して透析したいと思いますか?
医療スタッフのサポートがすぐ近くにあると安心ですか?
腎移植を希望されていますか?

よくあるご質問(Q&A)

治療法は途中で変えることができますか?
はい。状態やライフスタイルの変化に応じて、治療法を変更することが可能です。
費用はどれくらいかかりますか?
各治療法により異なりますが、基本的な医療費に関しては、公的保険が適用されます。詳細はご相談ください。
在宅血液透析に関しては、初期工事費や毎月の電気水道代など自己負担が必要になります。
家族に負担がかかりませんか?
在宅療法には支援制度があり、また医療機関がサポートいたします。
介助者さんの必要性などについても、詳しくご説明しますので、ご相談ください。

当院のサポート体制

  • 医師・看護師・臨床工学技士が連携してサポート
  • 在宅血液透析・腹膜透析の管理・指導体制あり
  • 状況に応じて適切な医療機関の紹介も行います(移植など)

ご相談・お問い合わせ

治療を“選ぶ”ために、まずは話してみませんか?
お電話、または下記のフォームよりお気軽にご相談ください。

全国の透析治療選択の現状

腎不全治療には、施設血液透析(HD)、在宅血液透析(HHD)、腹膜透析(PD)、腎移植など、さまざまな選択肢があります。
以下は、全国における透析治療の導入状況を示すデータです。

  • 施設血液透析(HD):全国の透析患者の約90%以上
  • 腹膜透析(PD):約5%
  • 在宅血液透析(HHD):1%未満

出典:日本透析医学会 2023年統計調査より